こんにちは!
ドローンスカイサービスの岡田です。

蒸し暑い日が続いていますね。
頭上に日傘が浮いてくれたらいいのに・・・と思っていたら何年も前から取り組んでいる方々がいらっしゃるみたいです。しかもドローン日傘!実用化はされていないようですが、ワクワクしちゃいますね!

ドローンでの農薬散布は、広大な農地や険しい斜面などに対して特に効果を発揮します。
では、具体的にどんな作物に向いているのでしょうか?
今回は、ドローン散布が効果を発揮しやすい作物とその理由について解説します。

 1 水稲(イネ)

ドローン散布が最も活用されている作物のひとつが水稲です。
水田は広くて足場が悪いため、手作業での農薬散布は時間と労力がかかります。ドローンなら短時間でムラなく散布が可能なため、病害虫の発生を効率よく防ぐことができます。特に、いもち病やウンカ対策に有効です。

● 主な散布時期

初期除草剤:田植え後5~7日以内(5月~6月)
本田除草剤:田植え後2~3週間(6月)
殺菌・殺虫剤:出穂期前後(7月~8月)

 2 小麦・大麦

小麦や大麦も広範囲に栽培される作物です。
ドローンによる空中散布は高い位置から農薬を均等に撒けるため、大型機械では入れないエリアも対応可能で、風が穏やかな時間帯を狙ってスムーズに作業できます。

● 主な散布時期

雑草・害虫対策:分げつ期(11月~12月)
べと病・赤かび病などの防除:出穂期(3月~4月)

 3 大豆・トウモロコシ

大豆やトウモロコシも、ドローンとの相性が良い作物です。成長すると背が高くなる作物は、地上からの散布が難しくなります。ドローンなら上空からピンポイントで散布でき、作物を傷つけることなく効率的な農薬処理が可能です。

● 主な散布時期

初期防除(雑草対策):播種後2週間以内(6月)
害虫防除:開花期~莢形成期(7月~8月)

 4 野菜類(キャベツ、レタス、ブロッコリーなど)

野菜類の中でも、一定の広さで栽培されるキャベツやレタス、ブロッコリーなどは病害虫の発生頻度が高く、こまめな散布が求められる作物です。ドローンを活用することで、農作業の負担軽減と収穫量の安定化が図れます。
露地栽培だけでなく、一部の大型ハウス栽培にも対応できます。

● 主な散布時期

苗定植後すぐの初期防除(4月~5月、9月~10月)
生育中の定期的な殺菌・殺虫(毎週または10日に1回)

 5 果樹(りんご、みかん、ぶどう など)

果樹は一見、ドローンには不向きと思われがちですが、実は技術の進化により対応可能になってきています。特に広い果樹園では、手作業では対応しきれない規模の防除作業が必要です。背が高く樹形が複雑な果樹でも、ドローンなら真上から効率的に散布可能です。
果樹は散布タイミングが収量や品質に直結するため、気象と連動した計画散布がカギになります。

● 主な散布時期

発芽期・開花前:病害予防(3月~4月)
果実肥大期:病虫害防除(6月~8月)
収穫後の樹勢回復:殺菌剤散布(10月~11月)

ドローンを活用した農薬散布は「楽になる」だけでなく、「正確なタイミングでの散布」にも大きな力を発揮します。農地の規模や作物の特性に応じて導入を検討することで、作業効率を大きく改善することができます。

農薬散布サービス試してみたいという方は、お気軽にご相談ください。


株式会社 DRONE SKY SERVICE
代表 岡田康裕

▼資格等 ・無人航空機操縦者技能証明書
・ERTS産業用無人航空機操縦技能認定証
・DPAドローン操縦士回転翼3級資格
・建築ドローン安全教育講習会
・包括申請許可」取得
・赤外線建物診断技能師認定証